小学校からでは遅い!?大きく変わる英語教育

小学校からでは遅い!?大きく変わる英語教育 子育て
2020年度から、小3で英語の授業がはじまり、小5では英語が指導教科になります。日本における英語の重要性は増すばかりです。「うちの子どもにも、できるだけ早い段階から英語を勉強させたほうが良いのではないか」と考える親も多くなってきています。
しかし一方で、「子どものうちから英語を勉強させても、覚えないし、なかなか効果が出ない」という声も聞かれます。一体その原因は何なのでしょうか?そしてどのように勉強させるのが最適なのでしょうか?今回は「英語を子どもに学ばせるポイント」について、さまざまな観点からご紹介していきます。

英語を”習わせているだけ”だと海外に行けない!?令和の子ども

「日常生活であまり英語と触れる機会がないと、早くから英語を習ったところでなかなか力にならない」という意見があります。たしかに週に1回、1時間だけのレッスンでは、英語を話せるようになるのは難しいと言えるでしょう。それに英単語を覚えても、生活に必要がないと忘れてしまいます。
しかし、しっかりポイントを押さえれば、たとえ忘れてしまったとしても、その経験があとあと生きてきます。つまりポイントとは、英語レッスンをただ英語力につなげるのではなく、英語を習いながら英語の面白さを感じたり、海外の文化に興味を持ったりするように促してあげることなのです。
そうすると英語を本格的に学ぶようになったときに、スムーズに授業に入っていけますし、積極的に勉強ができるようになります。逆に、あまり小さいころから無理に勉強させ過ぎてしまうと、英語に対してイヤなイメージを植え付けるだけになり、その後の成績向上に悪影響を与えてしまうのです。

やっぱりこのご時世、英語はできるに越したことはない

現代において英語をしっかり身につけることは重要なことです。その重要性をきちんと踏まえた上で、子どもにレッスンを受けさせることが大切です。「現代社会において、英語ができるとどういったメリットがあるのか」についてまずはしっかり押さえておきましょう。

情報量が格段に増える

インターネット上に公開されているさまざまな情報のうち、日本語で書かれているものは5%も満たないと言われています。一方で英語は50%以上。そもそもパソコン用語も「インストール」とか「シャット・ダウン」とか英語が多いですよね。今後もパソコンやインターネットが進歩するにつれて英語の比率は大きくなっていくことは間違いないでしょう。英語ができれば、扱える情報量が増え、仕事をするうえで有利になります。

英語で情報を発信できる

SNSイメージ

将来はInstagramやTwitterなどのSNSもどんどん進歩していきますが、自分の考えを世界中に届ける時にも、英語ができればかなり有利です。つまり情報の「受け手」としてだけではなく、「発信者」として活動する時にも英語が大いに役立つのです。

仕事の選択肢が増える

海外で仕事のイメージ

企業のグローバル化も進み、海外と取引することも非常に増えている現代、当然企業は従業員にグローバル人材を求めるようになってきています。時代が大きく移り変わっていく中で、勤めている会社が一生安泰であるという保証もありません。しかし英語ができれば、それを武器にたくましく世間を渡っていくことができるようになります。

英語を習わせているのに全然身に付かない…なんで?

子どものうちに英語教育を始めたからといって、必ずしも英語力が身につくということはありません。ネックになりやすいポイントはどこでしょうか。

続かない

しっかりと実用的な英語力を身につけるために一番重要になってくるのは、継続です。幼い頃から英語を学ばせても、小学校の段階でやめてしまえばそれ以前に学んでいたことはすぐに忘れてしまいます。無理なく継続ができるように、前もって長期的な教育計画や習い事の計画を立てていくことが重要になります。

語彙習得にかなり時間がかかる

日本が生活圏の場合、自然と日本語を覚えていくので、同じように英語も覚えられると勘違いしてしまいがちです。しかし日常生活の中で英語に触れる時間は日本語に比べて圧倒的に少ないと言えます。そのため思っているよりも語彙が身につかないことで嫌気が差してしまうのです。語彙習得の面で、日本語のようにはいかないというギャップを前もって認識し、気長に取り組んでいくことが大切と言えるでしょう。

“楽しい”がバイリンガルになれる近道!

英話イメージ

続いて、子どもに英語を教える際のコツをご紹介いたします。すべてに共通するのは「英語は楽しい」という気持ちを作ってあげることです。

「楽しい」という気持ちをしっかり作るように心がける

ただ「勉強をさせられている」という気持ちでやっていると、いつか限界が来て結局学ぶのをやめてしまったり、余計に英語にアレルギーを感じてしまったりすることにもなりかねません。子どものうちは成果を出すことばかりを考えず、しっかりと「英語は楽しい!」、「もっと学びたい!」という気持ちを育むことが大切です。
例えば、英語の歌やアニメを積極的に活用することなどがおすすめです。ディズニー映画などオンデマンドのビデオのサービスも利用して自然と耳に入ってくる英会話やアニメを楽しく学び、英語への抵抗感を減らしてあげるようにしましょう。

好きなものを英単語で言えるようにする

天気や色、乗り物、食べ物、動物など、子どもの好きなものの英単語を積極的に教えてあげましょう。ちょっと難しい英単語でも、興味や関心があることのほうが覚えられるものです。

挨拶表現をきっかけに色々なことを教えていく

そもそも言葉の基本というのは、英語に限らず挨拶から始まるもの。「はじめまして」「こんにちは」「私の名前は○○です」といった簡単なところから、誰かとお話をする勉強から始めましょう。
「これは何て言えばいいんだろう?」など、子どもの興味が広がっていくように促してあげることが大切です。

これが令和流、新しい英語学習法ここに有り

オンライン英会話イメージ

インターネットが発達した現在、オンラインでの子ども向けの英会話レッスンも誕生しています。このサービスを上手に活用することが、令和に楽しく英語力を身につけるコツと言えるでしょう。オンライン英会話を活用するメリットについて見ていきましょう。

送迎がいらない

オンライン英会話なら場所を問わず受講できます。送迎の手間が省けるのは、継続するためにとても重要です。オンラインならパソコンを立ち上げるだけで授業が受けられ、リビング学習にも最適です。

好きな時間を選べる

小学生は放課後には友達と遊びたいものです。そのような時に無理に塾に通わせても英語に抵抗感を覚えるだけになります。オンライン英会話なら「必ずこの時間」と決まっているわけではないので、しっかり友達と遊んだ後に、夕飯を待つ間などにレッスンが可能です。朝からオープンしているところもあり、学校へ行く前に受講することもできます。

好きな講師を選べる

「誰に教えてもらうか」ということも子どもの頃はとても大切なポイントです。スクールの場合は、半ば強制的に講師が決まってしまいますが、オンライン英会話なら毎回講師を自分で選べます。また、こうした状況が講師に緊張感を与えて、質の高い授業を受けられるようになるという面もあるでしょう。

まとめ

今回は子どものうちに英語を勉強させることの問題点やメリット、学習効果を上げるコツについてご紹介して参りました。
やはりこれからグローバル化がどんどん進んでいく社会で、英語ができることは重要なポイントとなるでしょう。「子どものうちに勉強させても効果がない」といった声もありますが、オンライン英会話などを活用して、楽しく勉強をさせながら、「英語をやりたい」「英語は楽しい」という気持ちになる環境作りを心がけることが大切です。
トップへ戻る