適度なマザコンはかっこいい、母の日に贈る『ありがとう。』

適度なマザコンはかっこいい、母の日に贈る『ありがとう。』 暮らしの知恵
子どもの頃に大切に育ててくれ、社会の生き方も教えてくれたご両親に、親孝行をしたいと思ったことはないでしょうか?感謝の気持ちを伝えることに少し照れくささがあるなら、定番の「母の日」を活用するのがおすすめです。
そこで今回は、「母の日」に関しての、基本的なことから意外と知らない事実や、最適なプレゼントと最悪な(?)プレゼントなどについて、ご紹介していきます。

そもそも母の日とは?今年はいつ?意外と知らない母の日事情

母の日イメージ

そもそも母の日はどうやって始まったのか、分かっているようで意外と分からないのではないでしょうか?まずは、母の日がどんな日かご紹介していきます。

2020年の母の日の日付は?

母の日とは、もちろん母親に感謝のプレゼントをする日。必ずしも家族のお母さんに限らずとも、日頃お世話になっている年上の女性などにプレゼントを贈ることも最近では人気になりつつあります。日付は毎年5月の第2日曜日。2020年は5月10日となります。

そもそも母の日は、なぜお祝いするようになったのか?

母の日の始まりはアメリカです。ウエストバージニア州でアンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母親を追悼するために1908年の5月10日に赤いカーネーションをフィラデルフィアの教会に献上したことから、この風習が広まっていきました。2年後の1910年には、「5月の第2日曜日を母の日にしましょう」という宣言を州知事が行い、アメリカの全土にも広まっていき、1914年には母の日が国で制定されることとなります。

日本での母の日の始まりは?

一方で、日本で母の日のイベントが始まったのは1915年。大正初期です。教会でお祝いの行事が催されるようになって、徐々に民間の人達にも広まっていきました。

実は忘れがちな父の日・・・

父の日イメージ

毎年母の日の影に隠れがちな父の日ですが、こちらもちゃんとした由来があります。日付や由来など簡単にご紹介します。

2020年の父の日の日付

父の日は6月の第3日曜日。2020年の父の日は6月21日です。

父の日の由来

父の日も母の日と同じように発祥はアメリカでした。今から100年近く前に、南北戦争から復員した軍人で、男手ひとつで6人の子供を育て上げた男性がいました。その人が亡くなった時に、当時母の日が普及していたため、その長女が「父親へ感謝する日も作るべきだ」と考えて教会に提案します。
そして1910年6月19日に初めて父の日の式典が催され、その6年後、大統領だったウッドロー・ウィルソンが演説を行ったことによって、正式に父の日が制定されるようになりました。

父の日が日本で始まったのは?

日本に父の日が伝わったのは戦後、1950年代頃でした。しかし、まだ認知度が低く、現在のように誰でも知っている行事になったのは1980年代に入ってからデパートや商業施設が取り上げたことがきっかけと言われています。

親孝行したいが親孝行、伝えよう感謝の気持ち

家族旅行イメージ

まずは母の日に限らず、いつでもできる親孝行を3つご紹介しましょう。

お酒を一緒に飲む

それほどお金もかけず、時間もかけずにできる親孝行といえば、一緒にお酒を飲むことではないでしょうか。「そんなことして喜ぶのかなあ」と思ってしまうかもしれませんが、あなたの近況を報告したり、これからやりたいことを話したり、親の話に耳を傾けたりすることも、立派な親孝行です。お酒が入っていれば、普段なかなか恥ずかしくて言えない気持ちも、自然と伝えられます。

長期休暇などに顔を見せる

正月や、母の日に近いゴールデンウィークなど、長期休暇のときは、しっかり両親と顔を合わせることも素晴らしい親孝行です。顔を見せるだけでも親は嬉しいもの。離れて暮らしている人は、できるだけ機会を見つけて、会いに行くようにしましょう。

一緒に旅行に行く

時間を作って両親とどこかへ行くのは、まさに理想的な親孝行です。ゆっくり一緒に過ごした時間は、どちらにとっても一生忘れられない思い出となります。

カーネーションだけじゃない!母の日ギフト

ハーバリウムイメージ

では続いて、母の日に贈るおすすめのプレゼントについてご紹介していきましょう。
だいたい予算は3,000~5,000円程度が一般的。これくらいあればお花やスイーツなどでも高品質なものが準備できるでしょう。社会人になったばかりで、初任給で奮発しようといった特別な母の日でしたら、思い切って1万円くらいのプレゼントも考えましょう。

お花

一番の定番は、やっぱりカーネーションやバラといった華やかな花束。しかし最近は「ブリザードフラワー」や「ハーバリウム」といった選択肢もあり、毎年同じカーネーションになっている人におすすめです。「ブリザードフラワー」とは、半永久的に保存されたお花のことです。「ハーバリウム」とは簡単に言うと植物標本のこと。ブリザードフラワーやドライフラワーを瓶に入れて専用のオイルに浸した、インテリアにも最適なお花の置物です。

スイーツ

やはり女性が大好きなものといえば、スイーツ。ほっと一息つけるお茶の時間にゆっくり食べられるようなスイーツを選びましょう。現在は通販サイトでも豊富な品揃えがあり、地方に住んでいる人でも有名なお菓子専門店のものなど、豪華なスイーツを取り寄せることができます。抹茶やフルーツ、チョコレートなど、もし母親の好きなものが分かっているなら、それをたっぷり使ったものを選ぶようにしましょう。

調理家電

いつも美味しいお料理を作ってくれる母親に便利な調理家電を贈るのもおすすめ。料理は実はかなり体力を使うものです。切る、混ぜる、すりおろすといった様々な機能がついたフードドライヤーやハンディブレンダーをプレゼントすると大変喜ばれるでしょう。

~番外編~【親の本音】こんなプレゼントは嫌だ・・・

洋服イメージ

「さすがに、これはちょっとがっかりしてしまうかも」というプレゼントについてもご紹介します。こちらも念のためにしっかりチェックしておきましょう。

サイズの合わない服

洋服のプレゼントは、色合いやデザインが趣味と合わないということもあるかもしれませんので、失敗してしまう可能性が高いです。ましてやサイズが合わないものを買ってしまえば、悲しい気持ちにさせてしまうこともあるかもしれません。洋服を贈るなら、一緒に買い物に行って、選んだものを買ってあげるのがおすすめ。これなら一緒に楽しい時間を過ごせて、一石二鳥です。

ディスカウントショップの化粧品

「役に立つもののほうが良い」と考えて、普段使っている化粧品などを贈ることもあるかもしれませんが、これもちょっと気を付けた方がいいプレゼントです。
たとえば、ディスカウントショップで買ったものだと、「手抜き感」が伝わってしまいますので、せめて綺麗にラッピングしたりメッセージを添えたりするようにしましょう。また化粧品は、男性はあまり詳しくないことが多いですし、「綺麗でいてほしい」というメッセージにもなり、女性からするとやや押し付けがましく感じられる可能性もありますので、慎重に選びましょう。

まとめ

今回は母の日に感謝の気持ちを上手に伝えられるプレゼントや、避けたほうがいいプレゼントなどについてご紹介してまいりました。感謝を伝えるのが少し恥ずかしい人は、ぜひこの記事を参考に、母の日というイベントを活用しましょう。
身近な人にきちんと感謝を伝えることは、相手が嬉しいだけではなく、贈るあなた自身も元気になれるはずです。
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